【合併症に注意が必要】様々な症状を引き起こす糖尿病

看護師

ホルモンを抑制

男性

甲状腺は脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンの分泌をコントロールしています。甲状腺の機能低下が生じると、このコントロールが乱れてホルモン濃度が高くなったり、低くなったりします。このコントロールの乱れは甲状腺だけでなく脳下垂体の異常にも引き起こされます。たとえば、脳下垂体に腫瘍ができるような場合です。そうなるとホルモンを過剰に分泌する傾向があります。こうしたホルモンの乱れによって発症する病気の代表的なものとしてバセドウ病があります。通常は内服薬による治療が一般的ですが、これは治療期間が非常に長いです。短期間で完治することができるものとして放射性ヨード治療があります。バセドウ病の治療として最も多く行われるものです。

バセドウ病の治療として放射性ヨード治療があります。甲状腺というものはヨードを原料にしてホルモンを生成します。そのためにヨードを蓄積させます。このヨードに少しの放射線を加えた薬を服用することが放射性ヨード治療です。服用することで甲状腺にヨードが蓄積されるたびに被爆することになり、甲状腺それ自体が破壊されます。こうしてホルモンの過剰分泌を抑制することになります。1回服用すれば完治することができますので、内科治療に比べて短時間で手軽に治療することができます。しかも、外科手術のように傷口が残るというデメリットもありません。アメリカではバセドウ病を治療するときに最初に処方されるものが、この放射性ヨード治療です。